風邪を引きました。


咳が出るので、いつものアレルギーかと思っていたんだけど、どうも熱っぽい。

実家で家の中に入った時、凄く寒かったので、嫌な予感がしたけど、やられたようです。

田舎の、いつも部屋の中が寒いというかんじがしなかったのは、母が気を配って暖かくしてくれていたんだと思うと、何か申し訳ない気持ちですね。


前に診てもらってた整体の先生が、風邪を引くことが出来るのは体力があるからでいいことなんだと言っていましたっけ。

身体をリセットできるいい機会なんだって。


とりあえず、暖かくして、絶食(果物くらい)あっつい風呂に入って汗出す、と、当然禁酒。



昼間から横になっていると、夢ともうつつともつかず、様々のことどもが記憶の川を流れて行きます。


ここ数ヶ月の出来事が、異国の風景、繰り返し演じた恐ろしいお芝居、此の世のものと思えなかった日本の旧い新しい街並み、お寺、神社、人の心の妖しさ美しさ、哀しさ、次々と次々と、ごちゃごちゃと、あるいは整然と、流れていきます。


私は、ただ眺めています。


それは結構心地のよいことです。

半分は眠っていたのだと思いますけれども。


719日に母が亡くなって、あわただしくお葬式を済ませ、すぐにまた稽古。

89日にはヨーロッパツアーに出かけました。



母が亡くなったのが、この冬の寒さの中でなく、晩夏のそれほど暑くもなく、蜩の鳴いているような夕方であったろうことは、今思うと救いですね。


1人で亡くなったのですから。


母も最期は今日の私のように夢を見ていて、そしてそのまま目覚めなかったのだと、そう、思いたいですね。