
画像は薔薇をかたどったローズクォーツのアンティークの帯留め。
昨年の夏「薔薇と海賊」に因んで購入した。
「薔薇と海賊」の稽古中、信じられないような偶然が続き、公演を成功することができたので、引き続き良い事がありますように、と願いの気持ちが、ちょっと、あった。
ところが、この帯留め、金具の幅が狭すぎて、うちにある三分紐が通らない。
(多分、昔のものだからなのだろうけど。昔の紐はもっと細かったのかもしれない)
何をどうやっても駄目なので、しばらく諦めてしまい込んでいた。
思い出したのは、2月になってから。
呉服屋さんにお手入れもののついでに持っていった。
お店で一番細い紐を出してくれて、
それでもなかなか入らなくて、房をセロテープで巻いたりとかいろいろして何とか押し込んだ。
それが2月の7日のこと。
翌日。
カンフェティ主催の「演劇人交流パーティ」に出席した。
せっかくだから、和服で。
間に合ったので、薔薇の帯留めとともに。
いろんな劇団・演劇関係者が400人(?)くらい集まったのだろうか?
趣旨は「交流してください」
と、言われても(笑)
とにかくすごかった。人でごった返していた。
居酒屋なんてメじゃない喧騒の中で、誰かに出会えれば、奇跡みたいなもの。
きっと奇跡が起こったのだろう。
そんな喧騒の中でも、何人かの人とお話して名刺を交換し、
疎遠になりながら会いたいと思っていた知り合いにも会うことができ、
それなりの成果があったので、「こんなもんでしょう」と満足してもう帰ろうかと思っていた時、
いつもの帯締めと違って、慣れない三分紐が緩んで帯が崩れてきた気がして、直すため化粧室に行った。
多分、いつもの帯締めだったら、しっかりと締って帯が気になることもなく、そのまますっと帰ってしまったんだろう。
化粧室から出てきたところで、ちょうどチラシなどが置いてあるテーブルがあった。
そこで目に留まったチラシをひょっと取り上げた。
「ワークショップオーディション」と読めた。
その時、声をかけられた。
「それ、うちのチラシですよ。」
顔を上げると、長身の青年が、にこやかに微笑んでいた。
それが、DULL-COLORED POPの主宰の谷賢一さんだったのだ。
それが縁で、ワークショップオーディションに参加することになり、
結果としてDULL-COLORED POPの6月公演に出演することになった。
薔薇の帯留めの連れてきてくれた縁かもしれない。
この縁を大切にしたい、と今思っている。
DULL-COLORED POP次回公演